北欧モバイル探検旅行
「北欧モバイル探検旅行」へ、ようこそ!
コラム内のハイパーリンクは、日本語版サイトがあればそこに、なければ英語版サイトに、それもなければフィンランド語版もしくはスウェーデン語版のサイトにつながります。
「モバイルペイ」
フィンランドでは、携帯電話が「小銭入れ」代わりに使えます。
これは通信会社のソネラ社が提供している「モバイルペイ」というサービスで、携帯電話から指定の番号に電話すると、ジュースやレストランのミールクーポンなどが購入できます。
料金は、通話料と一緒に後日請求されるので、まったく手間がかかりません。
私もこのマシンでチョコレートバーを買ってみました。
「携帯電話のZIPPO」
この小さい携帯電話は、通称「ZIPPO」と呼ばれているノキア社の新製品です。(2001年2月時点)
「小ささ」や「軽さ」が重視されないフィンランドでは、少数派の製品です。
ただし、「ZIPPO」には通話の機能しかありません。
フィンランドでは、安い通話料金と比べると、携帯電話のインターネットの接続サービスは高いというイメージがあるためか、まだ個人向けにはポピュラーではないようです。
「WAP it」
「WAP it」という会社では、ヘルシンキ市内の電光掲示板に好きなメッセージを表示するサービスを行っています。
これは、携帯電話からSMS(ショートメッセージサービス)を利用して、センターにテキストを送るだけでOK。
1メッセージはわずか50円で、通話料と一緒に、後日請求されます。
もっとも、内容はチェックされるので、誹謗中傷やわいせつなものはカットされます。
「インターネット冷蔵庫」
これは、スウェーデンのモバイル企業・エリクソン社と、家電メーカー・エレクトロラックス社が共同で開発中の「冷蔵庫」です。
バーコードを読んで、賞味期限などを管理するほか、外出先からストックが確認でき、献立もアドバイスしてくれます。
また、ドアに埋め込まれたディスプレイは、インターネットショッピングや、ビデオ伝言板としての機能も持ちます。
「着替える携帯電話」
北欧では、携帯電話にマスコット付きのストラップを付けたり、シールを貼ったりして飾り立てる習慣はありません。
代わりに、カバーとキーボードを、好みのものに差し替えることができます。
アニメキャラクターものや、エアブラシで描かれた風景画まで数多く販売されていますが、実際に使っている人はほとんど見かけません。
携帯電話は、あくまでも”道具”のようですね。
「図書館でもIT」
これは、スウェーデンのストックホルム王立図書館の閲覧室です。
画面中央の仕切り板の下に白いブロックのようなものが見えます。
これは電源のコンセントと電話線の差込口です。
つまり、この図書館では、閲覧室にパソコンを持ち込んで、インターネットにつなぐことが可能なのです。
さらに、スウェーデン全国の公立図書館に所蔵されている膨大な図書資料も、すべてデータベース化されており、検索ができるのです。
「駅の売店にもパソコン」
フィンランドには、インターネットに繋がっている、誰でも使えるパソコンが、街中いたるところにあります。
ヘルシンキ駅構内の売店「stop@station」にも2台あり、列車を待つ人たちが、ホームページを見たり、メールをチェックしていました。
日本でいえばインターネットが楽しめるKIOSKのようなものでしょうか?
残念ながら、日本語には対応しておらず、メールは読めませんでした。
「充電サービス」
フィンランドのロバニエミ空港で見かけた携帯電話の充電器です。
サービスカウンターに置いてあって、誰でも自由に使うことができます。
日本のコンビニエンスストアにあるものに比べると、台に木材を使うなど、デザインが洗練されています。
キャンセル待ちで2時間空港にいたのですが、誰も充電する人は現れませんでした。
「インターネットカフェ」
フィンランド・ヘルシンキ市内のインターネットカフェです。
1時間30マルカ=約600円(2001年2月時点)で使い放題です。
お客さんは、高校生から大学生ぐらいの男性が多く、Eメールの送受信ができる携帯電話が、あまり普及していないからでしょうか、ほとんどが「ホットメール」で、メールのやりとりをしていました。
ちなみに、フィンランドでは「漢字ブーム」で、このお店の名前は「冨把」(フーバー)です。
「携帯電話ショップだらけ」
フィンランド・ヘルシンキ市内は、携帯電話ショップだらけです。
特に、ストックホルム中央駅近辺に密集しており、写真の販促用の風船を配っている店と、その両脇の店も、すべて携帯電話ショップです。
向かい側にはソネラ(通信会社)のサービスショップもあり、さながら携帯電話の秋葉原といったところでしょうか。
ちなみに、この通りには公衆電話もあるのですが、使っている人を見ることはありませんでした。
「キーボードつき公衆電話」
一見”パワーブック風”のキーボードがついている、この公衆電話は、ストックホルム中央駅の構内にあります。
「inform@fon」=インフォメイフォンという名称が、いかにもユニークです。
プッシュボタンの上に液晶画面がついていて、機能の説明がありましたが、スウェーデン語なのでわかりませんでした。
みんな”公衆電話以上の使い方”はしていないようでしたが・・・。
「サンタとインターネットの関係」
フィンランドと言えば、サンタクロースの国。
北極圏の都市・ロバニエミにある「サンタクロース村」のサンタの執務室には、パソコンが1台(右の奥)置いてあります。
最近の子供は、サンタにEメールでプレゼントをお願いするらしく、クリスマスが近づくと、メールチェックでてんてこ舞いとか!?
もっとも、サンタもゲームソフトをインターネットで送ってたりして(笑)。
「監獄のリサイクル」
ITモデル都市として有名なスウェーデンのカールスクローナ市は、かつてはヨーロッパ屈指の軍港都市でした。
現在でも当時の軍事施設が、街のここかしこに残っていますが、港のすぐそばの監獄は、何とニューメディアデザインの学校「HYPER ISLAND」に変身していました。
”個室”は、それぞれ生徒の学習室となっていて、「誰にも邪魔されない」という意味では、最高の環境かもしれません。
それに、先生も”監視しやすい”ようですし。