2002年10月15日(火) 晴れ
ケアレス”イヤー”ウィスパー
――今回もタイトル負けです。覚悟して下さい。
私はクロールが嫌いです。
耳に水が入るのが、ものすごく嫌なんです。
息つぎで耳に水が入った瞬間に、専門用語でいうところの「シオシノパー」になってしまいます。
耳の穴に水銀でも垂らされた日には、どうなるかわかったものではありません。
プールでも平泳ぎばかりしていたのですが、さすがにそれもいかがなものかと思うようになり、ふと、イヤーウィスパーがどこかにあったはずだと、思い出しました。
イヤーウィスパーというのは、小さくつぶして耳の穴に入れると、かたちに合わせて広がる耳栓で、初めて登場したのが、今から20数年まえでした。
その時に買ったやつを探したのですが――あるもんですね、ありました。
そもそも水泳用ではなくて、勉強の防音用に使っていたので、さほど傷みもなく、まったく問題なく使えました。
F1レーサーの皆さんも、リタイヤしたからってポイポイ捨てずに、ちゃんととっておきましょうね。
でも、一緒に見つけたスリープノンは、もう使えませんでしたけど。
2002年10月16日(水) 晴れ
わかりやすいダメな人
こういうこと、ありませんか?
机の上に「○○さんから電話あり、折り返し電話を下さいとのこと。XXXX−XXXX」というメモがあって、電話すると、「○○は2人おりますが、どちらの○○でしょうか?」と、言われること。
そう言われても、「2時ごろ電話してたほう」ぐらいしか、こっちが知ってる情報はないし、それでわかるとも思えないので、困る一方で頭に来ますね。
この○○さんは、相当ダメな人でしょう。
一緒に仕事をすると、絶対に大切なところが抜けるはずです。
例えばメール送っても題名しか読まないとか。
皆さんも気をつけてください・・・って言われても、どうしようもないと思いますけど。
2002年10月17日(木) 晴れ
都営交通一日券を使ってみました
昨日、思い立って「都営交通一日券」を使ってみました。
これは一日700円で、都電、都営地下鉄、都バスが乗り放題になるというもので、気にはなっていたのですが、ついにその夢がかないました。
というのも、うちから会社まで、片道が都営地下鉄210円+都バス200円なので、普通に通勤するだけで十分モトがとれるのですが、そもそも定期券の割引率にはかなわないし、さらに、打ち合わせ先から直接帰ったり、寄り道したり、気分でJRを使ったりするので、その機会を逸して来ました。
ところが、昨日は、何と昼間に打ち合わせ先に行くのも、都営地下鉄と都バスしか使わないという理想的なスケジュールだったので、思い切って買ってみました。
まず、乗車の時点からケチがつきました。
券には、『最初に乗車の際にB片(左下が三角に切り取れる)を切り離して駅員にお渡しください』とあるので、改札口で切ろうとしたら、
「ああっ、それは切っちゃだめ、子供になっちゃうから」
と、いきなり怒られました。
で、券を良く見ると、『子供料金で使用の場合はA片(左上が三角に切り取れる)を切り離します』とあったので、
「子供の場合はこっち(A片)ですよね」
と、訂正したら、
「いいの!」
という返事が。昔なつかしい国鉄の精神が、まだ都営地下鉄には生きているのだなぁと、胸がジーンとなりました。
また、降りる際にも面倒なことがありました。
都営地下鉄には、経費削減のために、駅員がいない改札がポコポコあります。
この券は自動改札を通らないので、そうなると、駅員のいる改札まで遠回りしなくてはいけません。
さすがに、3回続いて頭に来たので、最後は監視カメラにかざして出ちゃいました。
さらに、バスに乗るときに、いつもの癖でつい200円を払ってしまうというオチもあり、こんな口惜しい思いをするぐらいなら、二度と買うまいと心に決めました。
最後は明快に濡れ衣です。
2002年10月18日(金) 雨 のち くもり
これでいいのかタイアップ
映画「OUT」の広告が、いろいろなところで目につきます。
この時代、どこにどんな広告があってもかまいませんが、ウェンディーズのタイアップには驚きました。
だって、この映画の内容が●●●じゃないですか。
まるで、「シンドラーのリスト」に東京ガスがタイアップしたり、「千と千尋の神隠し」に北朝鮮がタイアップするようなものです。
逆に、それこそが狙いだったら、そのクリエイトに脱帽しますが。
2002年10月21日(月) 雨
携帯電話の歯がゆさ
携帯電話で、もっとも歯がゆい場面は何でしょう?
それは、電話をかけてきて「誰々の電話番号教えて」と、言われることです。
だって、大抵は携帯電話のアドレス帳に入っているんだから、電話を切らないと調べられないというジレンマに陥ります。
そうなると、「こっちからかけ直すよ」ということになって、調べた電話番号を、またどこかに控えておかないと忘れてしまうという、これもまたじれったい状況になります。
もしかしたら、FOMAとかiモードの最新機種では、電話をしながらアドレス帳が検索出来るのかもしれませんが、使い方を知らなければ同じことですよね。
2002年10月22日(火) 晴れ
パソコンでは0は0でないのか?
パソコンの疑問。
「新規ファイル」を作成して、そこに何も入れなければ重さは0バイトです。
パソコン上に無限の新規ファイルを作ったとしても、まったくハードディスクは埋まらないことになります。
そうなると、この目で見える新規ファイルという存在は、何なのでしょうか?
ところが、この新規ファイルのショートカットを作ると、200バイトぐらいの重さになります。
この逆転現象も不可解です。
どなたか、新品のパソコンの重さと、ハードディスクが一杯になっている状態の重さと比較した事がある方はいませんか?
実験結果も知りたいですが、そんなことをした人の方を知りたいので。
2002年10月23日(水) 晴れ
「ザ・リング」ハリウッド完全リメイク版の意味
観ました。ハリウッド完全リメイク版の「ザ・リング」。
ハリウッド完全リメイクという意味が、良くわかりました。
つまり、日本がまんまアメリカに、日本人がまんまアメリカ人になっています。
細かく言えば、伏線とかエピソードがシンプルになって、その分をSFXに力を入れているという感じです。
それにしても、日本の「リング」をここまで下敷きにすることに、作り手は抵抗がなかったのでしょうか?
クリエイターなら、日本の映画はそれとして、自分はこうしてやろうというのがありそうなものですが・・・
そのベクトルがSFXに行っちゃったようで、エンドロールを見る限りは、撮影スタッフよりもSFXのスタッフが多いようです。
まあ、そこまで知って観たとしても、怖い映画であることには間違いないです。
それにしても、テーマが「家族愛」って、全然ホラーと関係ないのが一番怖いですね。
2002年10月24日(木) 雨 のち くもり
一発ネタ
久しぶりに「WOWOW」のことを「ウォウウォウ」と言っている人がいました。
おそらくモー娘。ファン、もしくは世良公則&ツイストファンと見た。
2002年10月25日(金) うすぐもり気味の晴れ
吉野家の「吉」の上のところは「士」じゃなくて「土」
吉野家で聞くとはなしに他人のオーダーを聞いていたら、ほとんどの人が「つゆだく」を頼んでいました。
これって、そもそも吉野家が考えたことじゃなくて、客の誰かが言い出して、全国レベルに広がったものですよね。
まるで学生街の定食屋で、学生が考えたメニューがポピュラーになっちゃうようなものですが、スケールのでかさと、ルーツがわからないところがミソですね。
コストもかからないし、汁を切らなくていいんだから、かえって手間がかからないし、良いことずくめです。
きっと自称発案者が全国に2000人ぐらいいて、「つゆだくってさあ、俺が言い出したんだよね・・・」とか、飲み屋で女の子を口説くのに使ってるんでしょうね。
さて、このあと「発展系」がありました。
高校生の2人組が入って来て、それぞれ「並のつゆだく」「並のネギだく」と、頼んでいました。
「うーん、タマネギが大量に乗るのか!これは良いかも!」
と、どうしても実物が見たくて、食べ終わっているのに席を立てなくなりました。
ついに登場したそれは――肉が1割でタマネギが9割という、ベジタリアンもヒンズー教徒も安心して食えるヘルシーな牛丼でした。
2002年10月28日(月) 晴れ
強気のハリーポッター
ハリーポッターの新刊が出ましたが、「絶対に売れる」本だけあって、相当な強気に驚きました。
まず、宣伝費がゼロ。マスコミが勝手に取り上げて、ただでバンバン告知してくれるので、必要なし。
金額に換算すれば、これだけで数千万円から億の金額になります。
次に、上・下巻をセットで売っていること。
出版社が上・下巻に分けるメリットは、上・下巻に分けたほうが、トータルでの販売価格が高くできるからですが、反面、上巻しか買ってくれない読者を生むことになります。
それを「上・下巻をセットにしてラッピング」という、簡単だけど強引な方法で解決してしまったことがすごいです。
お約束の、何日も前から並ぶ馬鹿とか、法を犯してでも手に入れようとする馬鹿とかも出ましたし、間もなく「一週間で○○冊が売れた!日本新記録!」という報道も出てくると思います。
あとは、どんな便乗商売が出てくるかが楽しみですね。
2002年10月29日(火) 晴れ
究極の選択
どちらの人生を選びますか?――自毛に見えるけどヅラ、ヅラに見えるけど自毛
2002年10月30日(水) 晴れ
プロはどっち?
都バスの運転手は、大きく2つのパターンに分けられます。
お客のサービスを優先させる人と、ルールを優先させる人です。
例えば一度ドアを閉めたあとでも、「すいませーん」と声をかけると開けてくれる人が前者で、マイクで「次のバスをご利用ください」というのが後者。
バス停にタクシーなどが停車していると、手前で停めて「お気をつけてお降り下さい」とアナウンスするのが前者で、タクシーがどくまでひたすら待ちつづけるのが後者。
また満員の状態で出口までたどり着けない時に、入り口から降ろしてくれるのが前者で、「お降りのお客様がいますので、通路をおあけ下さい」とアナウンスして時間がかかっても絶対に出口から降ろすのが後者。
都営交通は「お役所」だから、客よりもルールを優先させる運転手の居場所があるのでしょうが、ルールにはルールのお返しで、いつかこいつの料金箱に1円玉を200枚ぶちまけてやりたいと思っている今日このごろです。
2002年10月31日(木) うすぐもり
マックのCM
最近、マックのCMで、しきりにウィンドウズからの乗り換えをPRしていますが、私としてはマックを使う気はありません。
私はウィンドウズでパソコンを憶えて、異動先の部署で一年ほどマックを使うことになったのですが、このマックの時代は地獄でした。
なぜならば、一度ウィンドウズで憶えてしまった作業は、どうやっても体から抜けないのです。
例えて言えば、ローマ字入力でタイピングを憶えた人に親指シフトのキーボードを与えるようなもので、逆は逆で、きっと大変だろうと思いますが。
あと、つらかったのが、右クリックがないこと。
ウィンドウズなら右クリックで出てくるはずのコマンドは、もうどこをどう探したらいいか、さっぱりわかりません。
よく、他人の机でペンを借りようとして、見つからなくていろんな引出しを開けたり閉めたりする、あの歯がゆい感じに似てますね。
でも、一番いかがなものかというのがマイクロソフト。
同じソフトにもかかわらず、わざとウィンドウズ版とマック版の使い勝手を変えているとしか思えない場面が多々あって、これが一番腹が立ちました。
マック版の方を使いにくくして、ウィンドウズに乗り換えさせようという魂胆かも知れませんが、これは無駄でしょう。
マック好きの人は、マックが好きな自分が好きだから、マックを使っているんですから。