2003年5月16日(金) 雨 のち くもり

アラームの神様

先日、好むと好まざるとにかかわらず、家の中には、自分が知らないうちに鳴っているアラームがあるというお話をさせていただきました。
気がついている分には良いのですが、気がつかない場合はどうなるのでしょうか?
例えば、毎日8時に家を出て、夜の10時ごろに帰ってくる、一人暮らしのサラリーマンがいるとします。
休みの日も朝寝をせずに、早い時間から遊びに行って、夜遅くまで帰って来ないとします。
もし、彼の家にあるアラームが9時にセットされていた場合、1日2回、最低でも5分以上は、誰もいない家でアラームがピキピキ鳴っていることになります。
これが壁の薄いアパートだったら、隣人にとっては、たまったものではありません。
しかも、ピキピキ音でも相当頭に来るのに、ドラえもんの声で、「のび太くん起きてよ、のび太くん起きてよ、のび太くん起きてよ・・・・」
あるいはコロ助の声で「オキルナリ、オキルナリ、オキルナリ・・・」と、毎日繰り返されたりした日には、確実に殺意を抱くことでしょう。
ちなみに私の母親は、風鈴を一年中出しっぱなしにしていますが。


2003年5月19日(月) 雨

うちわで一番?

昔のクイズ番組って、金額や数字を当てさせる問題だと「うちわで一番近い」のが正解でしたよね。
これって、変じゃないですか?
例えば、「99万円」という答えが正解だとして、「100万円」と答えた人は駄目で、「うちわで一番近い」のが「1万円」だとすると、こっちの人に得点が行くんですよね。
子供心にどうしても納得が行かなかったのですが、親に聞いても「うちわで一番近いっていう決まりだから!」という、トンチンカンな回答しかもらえませんでした。
で、最近やっと気がついたのですが、テレビ黎明期のクイズ番組ってのは、よろず賭け事を下敷きにルールを考えていますよね。
例えば、トランプのブラックジャックなんか「21」を目指して積み上げて、越えるとダメというルールですから、ここらへんが「うちわで一番近い」というルールの下敷きになっているではないかと想像されます。
うーん、果たしてこれが正解なのでしょうか?


2003年5月20日(火) くもり のち 雨

遠足のバナナはお菓子に入るのか?

その後の調査でわかったのは、どうやら正解はないようであって、つまりは「先生次第」ということです。
私も遠足に「梅仁丹」を持って行って「これは薬である」と声を大にして訴えましたが・・・取り上げられました。
で、これをまた、「バナナは○○だからお菓子ではない」または「バナナは○○だからお菓子である」と、理由をつけてしまうと、理屈っぽい子供にヒドイめにあわされます。
つまり、「果物はお菓子ではない」とした場合、マスクメロンやドリアン、あるいは高級果物店でわざわざお見舞い用の籠を買って持って来る子供を阻止するすべがありません。
また、「おかずにならないものはお菓子」とした場合、「ウチはいつもこうやって食べてます」と、ふりかけ代わりにご飯にチョコフレークをまぶしたり、爪楊枝代わりにタコさんウィンナーにポッキーを差す子供が出てきます。
さらに、「すると先生、ご飯というのはおかずじゃないから、お菓子なんですかねぇ」とまで言い出す子供まで現れた日には、「この学校にもヤツが乱入したら、真っ先に盾にしてやる!」と思う先生のイマジネーションまで止める事は出来ませんよね。


2003年5月21日(水) うすぐもり

三つ子の魂百まで

景気が悪いせいか、ケチケチ自慢とか貧乏自慢の番組が多いようです。
その昔、「美味しんぼ」の雁屋哲さんが、インド好きの人に対して、
「あいつらは、自分より貧乏だったり、悲惨な人を見て優越感を感じたくて行くんだよ」
と言っていましたが、こういった番組も、そんな気持ちで観ている人が多いんでしょうか?
ケチケチ番組なんか、表向きは「節約のヒントにしよう」という触れ込みですが、本当のところは、ケチケチ生活をせざるをえない状況に至った、悲惨な人間ドラマを見せていますからね。
で、先日のケチケチ番組で、こんなシーンがありました。
青森の懸賞マニアのケチケチ家族に、東京往復の夜行バスとディズニーランドのチケットがペアで当たったので、休みの日に出かけるというシーンだったのですが、小学生と赤ちゃんの2人の子どもがいるにもかかわらず、連れて行ったのは赤ちゃんの方だけでした。
どうやら、小学生の方は、バスもディスニーランドも別料金がかかるので、親戚に預けて行ったようです。
これには笑いを通り越してゾッとさせられました。
この子は、きっと親がバスに乗りたいとか美術館に行きたいと言っても、70歳になってシルバー無料になるまでは許さないでしょうね。


2003年5月22日(木) うすぐもり ぎみの 晴れ

どうせやるなら

もし、お祭りの露店をまかされるのなら、絶対に「スーパーボールすくい」を選びます。
ノーリスクで、技術がいらない商売はないと思いませんか?
例え1人も客が来なくても損をするのは自分の時間だけですし、商品は半永久的に傷むことはないですし。
利益は少ないかもしれませんが、今の時代にぴったりですね。
と、思っていたら、もっと良いものを見つけました。
その名も「宝石すくい」。
透明な着色プラスティックの、◇とか☆とか○型のブロックの山を、小ぶりのスコップですくって300円です。
「スーパーボールすくい」と違って、水をはらなくてもいいし、最中の皮や障子紙のすくい網も用意しなくていいので、さらにお手軽です。
では、こっちにしましょう。


2003年5月23日(金) くもり

同級生とは?

同級生とは同じクラスにいる人のことで、同窓生とは同じ学校の出身者のことですが、同じ学校で同じ学年なんだけどクラスが違う人のことを指す言葉はありません。
あると便利だと思いませんか?
同年生という言葉もあるにはありますが、学校は問わずに同じ学年の生徒をひっくるめてという使い方をするようです。
今さらどうでもいいんですが、同級生という言葉を、同じ学校で同じ学年なんだけどクラスが違う人も含んで使う場合があるじゃないですか。
今さらどうでもいいんですが、昔は「高柳良一と同級生だ」という、私の知らない人がいっぱいいたので。


2003年5月26日(月) くもり

「非クシ型」行列から身を守るために

もともとは公衆電話から始まった「クシ型行列」ですが、公衆電話に行列なんかなくなっちゃって久しいので、今は銀行ぐらいでしか見ることができません。
個人的に、ぜひとも導入をお願いしたいのが、大きい駅の切符売り場。
プリペイドカードやICカードの普及のために、わざと混雑させているのかもしれませんが、同じ人数が並んでいても、絶対に同じスピードでは進みません。
そこで、うちの家族のテクニックをお教えします。
全員が手分けして別々の列に並んで、最初に誰かが自販機に到達した時点で、他の人間が列からはずれるというものです。
ポイントは、誰かが自販機に到達するのを確認するまで、他の人は絶対に列からはずれないこと。
「あと1人だから、ここが一番早いな」と思っていると、前のオバチャンが小銭入れをあさって硬貨を入れたものの10円だけ足りなくて、5円玉を2枚入れても返却口に戻ってくるのに、あきらめずに何度も何度も入れてみて、だったらお札を足せばいいのにいったん取り消しボタンを押して硬貨を全部吐き出させて、「おかしいわねぇ」とブツブツ言いながら、それを全部数えて小銭入れに戻したかと思うと、バッグをごそごそして今度は打ち出の小槌の根付が付いているガマグチを取り出して千円札を入れたんだけど、なかなか機械が読み取ってくれなくて、だったら別のお札にすればいいのにむきになって押し込んで、やっと入ったかと思ったら行き先までの料金がわからなくて、おもむろに下がって料金表を見上げるんだけど、駅の場所がどこだかわからなくて、またバッグをごそごそしてメガネを取り出してかけるんだけど、やっぱりわからなくて、ついに係員の呼び出しボタンを押して、自販機の灯りが消えたりしますので。


2003年5月27日(火) くもり のち 雨

貸し靴の課金方法

さるボーリング場のお話です。
これまでサイズ別の自動販売機に300円を入れて借りていたのが、借りるときは無料で帰りがけに徴収するシステムに代わりました。
これでは、ボーリング靴をタダで持っていかれるのでは・・・と思ったのですが、そのリスクを負っても余りある深刻な何かがあるのでしょう。
こんなケースが想定されます。

1.靴を借りないでボーリングするヤツがいる。
2.他人の返却済みの靴を持っていくヤツがいる。
3.他人の返却済みの靴を持って帰り、来るたびにマイシューズとして持ってくるヤツがいる。

この3まで行くと、もう犯罪ですね。
その頭があれば、他のところに使って欲しいものです。


2003年5月28日(水) うすぐもり のち 晴れ

ホテル代わり?

地震などで列車が立ち往生してしまい、乗り継ぎもなくなってしまうと、「列車をホテル代わりに提供し・・・」などと報道されます。
しかし映像で見る限りは、ただ停車しているだけにしか見えません。
残っている人も、自分の席をリクライニングしてるだけで、それ以上のサービスは受けていないようです。
これを「ホテル代わり」と言うのは、ちょっとおこがましいですね。
「列車を仮眠施設として提供し・・・」というのが正しい表現ではないでしょうか?
ちなみに「列車をホテトル代わりに提供し・・・」となると、JRの新サービスということになりますが。


2003年5月29日(木) 晴れ

珍しい人を発見!

生え際と眉毛が1センチぐらいしか離れていないオジサンを電車で見かけました。
最初はカツラが前方にずれているのかと思いましたが・・・完全に自毛!
たとえ生え際が10センチ後退しても、まったく気づかれないでしょう。
すごいアドバンテージですね。


2003年5月30日(金) 晴れ

謎の美術館の存在意味

観光地にある謎の美術館。
特に、箱根、伊豆あたりはメッカです。
「観光地→非日常→美術館」という連想で生まれたのかもしれませんが、どちらかと言えば「非日常→お祭り→見世物小屋」と、間違った方向に進んでしまったようです。
その土地にゆかりがあるわけでもなく、美術館そのものが観光の目玉になっているわけでもなく、「お土産がわりにどうぞ!」というセコいものばかりが肩を寄せ合っているようにしか思えません。
一体どれだけの人が足を運ぶんでしょうかね?

 

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